こんにちは、TASKです
金融リテラシーの向上、2級まで取得すれば就職や転職にも有利な簿記資格
コロナ禍でも受験環境を提供できるようにと2020年12月からはネット試験が導入されました
(簿記2級、3級のみ、簿記1級はペーパー試験のみ)
ただ
- 受験したいけど、簿記ネット試験ってペーパー試験とどこが違うの?
- 簿記ネット試験のメリット、デメリットについて知りたい
と思われている方も多いのではないでしょうか
私自身は簿記2級、3級ともにネット試験で受験し合格できました
そこで感じたメリットやデメリット、ペーパー試験との違いを解説していきます
今後受験される方、現在勉強を頑張っておられる方の参考になれば幸いです
簿記ネット試験は忙しい方やストレス耐性の弱い方におすすめ
簿記ネット試験は受験者自身が都合の良い試験日程を決めることができ、テストセンターのパソコンで出題・解答となります
各座席間はカンニング防止のため仕切られているので
- 予定があってペーパー試験の日程が合わない
- どうしても1日でも早く資格取得をしたい
- 試験中周りの進捗が気になり、集中出来なかった経験がある
といった忙しい方やストレス耐性の弱い方におすすめです
周りの受験者が視界に入らないのでめっちゃ集中できたで~
簿記ネット試験とペーパー試験の違い
簿記ネット試験とペーパー試験の違いを表でまとめました

2021年9月25日現在 ※1:株式会社CBT-Solutionsの日商簿記専用ページ
簡単にまとめると
- 試験時間、試験範囲に違いはなく、合格の価値は変わらない
- 簿記ネット試験は試験日、試験会場が受験者自身が選べる
- 簿記ネット試験は受験者ごとに問題が異なる
などです
次からはメリット、デメリットについて解説していくで~
簿記ネット試験のメリット
簿記ネット試験のメリットは
- 試験日時・場所を自由に設定できる
- トイレや駐車場が混みにくい
- 気が散らず集中しやすい
- 試験終了時に合否が分かる
- ペーパー試験での合格と価値は変わらない
になります
試験日時・場所を自由に設定できる
- この勉強の進捗なら1ヶ月後で大丈夫!
- なかなか勉強の時間取れないから2ヶ月後にしようかな…
- 他の日に外出の予定があり、それに合わせ外出先で受験したい
など受験者自身の都合に合わせて試験日時・場所を自由に設定できるのが最大のメリットです
また
- 就職・転職に向け1日でも早く簿記資格を取得したい
- 受験日にどうしても対応しないといけない用事ができた
- インフルエンザなどを発症し、体調が悪い
- 不安な点があるため、もう少し勉強する時間がほしい
といった場合でも試験3日前までなら新規申込の受付や試験日・場所の変更が可能なのもネット試験ならではのメリットです(例:15日が受験日なら12日まで変更可能)
泣く泣く受験を諦めることを避けられるのは大きいな~
トイレや駐車場が混みにくい
受験時間が個々でバラバラなので大人数が集結することがないです
そのため大規模な試験会場で必ず発生するトイレ待ちが発生しにくいです
女性の方は長く待たれることも多いと思いますので、これが発生しないのは大きいです
また駐車場や周辺のコインパーキングも比較的空いているので
自家用車で行くという選択肢が持てるのもメリットです
気が散らず集中しやすい
各座席間がカンニング防止のため仕切られているので周りの受験者の姿が遮られます
またテストセンターでは簿記以外の試験も同時に行われている場所が多いので
カチャカチャという電卓音が響くことが少なく、気が散らず集中しやすいです
自分が受験したときは全く聞こえんかったで〜
試験終了時に合否が分かる

試験終了と同時にパソコン画面上に合否が表示されます
そのため合否発表までのモヤモヤする時間がないので、ストレスもありません
簿記ネット試験のデメリット
簿記ネット試験のデメリットは
- パソコン操作に慣れていないと解答に時間がかかる
- システムエラーが発生する可能性がある
- 問題欄の脇に書き込みができない
- 筆記用具の持ち込みが出来ない
- 受験料が事務手数料分(550円)高い
パソコン操作に慣れていないと解答に時間がかかる
勘定科目がタブで選択出来るようになっていたり、カンマを自動で入力してくれたりと楽な面はありますが、一方で普段よりパソコン操作に慣れていないとペーパー試験よりも解答に時間がかかります
またパソコン操作に慣れている方であっても、試験で緊張もしている中で普段とは違うパソコンを操作しながら解答していく…
しかも試験時間に余裕があるわけではないので焦りやすいです
私自身、簿記3級受験時は「問題見て、計算して、解答して、入力ミスがないか確認して…」を焦りながら行なっていったのをよく覚えています
パソコン操作に自信がないという方はペーパー試験で受験されたほうが懸命かもしれません
システムエラーが発生する可能性がある
システムエラーが発生する可能性がゼロではないです
ネット上では
- 解答してもある大問だけ0点になる
- カンマが自動入力されず、解答が合っていても不正解扱いになる
といった事例も確認できました
発生した際には返金や再受験が認められるようですが、そのようなケースも起こると想定しておく必要があります
もし発生したらスタッフの方に相談すれば対処してもらえるで~
問題欄の脇に書き込みができない
問題欄の空欄や余白にメモや計算過程を書くことが出来ません
それにより計算用紙に書き込む必要があるので数値の見間違いにより注意を払う必要があります
筆記用具の持ち込みができない
試験前にテストセンターより筆記用具と計算用紙が渡されるため普段使用している筆記用具は持ち込めません
渡された筆記用具が手に馴染まないまま試験に挑むことになります
受験料が事務手数料分(550円)高い
ペーパー試験よりも事務手数料を加味し受験料が550円高く設定されています
少しでも安く受験したいのであればペーパー試験のほうがよいです
まとめ
簿記ネット試験についてペーパー試験との違いやメリット・デメリットを書きましたが
- 自分の都合に合わせて受験出来る
- 合否もすぐ分かる
- 集中しやすい環境である
といったメリットは非常に大きいです
あとはご自身の性格やパソコン操作への抵抗感などでご検討されるとよいと思います
この記事が少しでも参考になれば幸いです
今回はこの辺りで、ではまた