・スマホやパソコンの見過ぎで目が疲れている
・移動中や単純作業中などのすきま時間をうまく活用したい
・忙しくて読書時間が取れない
このようなお悩みを持つ方におすすめなのが「オーディオブック」です。
オーディオブックはプロのナレーターによる書籍朗読サービスで「聴く読書」とも言われます。
移動中や運転中、単純作業中など目や手が空かない場面でも、耳で読書ができるので不足しがちな読書時間をしっかり確保できます。
ただ紙の本や電子書籍での読書に慣れている方なら「オーディオブックは頭に入らないのでは?」という疑問を持つかもしれません。
そこでこの記事ではオーディオブックを2年以上利用する私が、オーディオブックと紙の本・電子書籍との違いを7項目で徹底比較。
オーディオブックのメリット・デメリットや効果的な使い方、読書との使い分け術を解説しています。
この記事を読めばオーディオブックと読書、どちらがあなたに合うのかが一瞬でわかるようになります。
是非最後までご覧下さい。
・50タイトル以上読了
・リスニングレベルは二つ目(250時間超)
・リスニングバッジ13個獲得
2022年3月からAudible(オーディブル)を聴き続けています。
オーディオブックの基本知識
オーディオブックとは「聴く読書」サービスのこと
オーディオブックとはプロの声優やナレーター、俳優が書籍を朗読してくれる「聴く読書」サービスのことです。
日本では2007年にFeBe(現:audiobook.jp)が初めてオーディオブックのダウンロードサービスを開始し、今に至るという比較的新しいサービスになります。
オーディオブック市場は毎年成長しており、2024年には約260億円規模の市場になると予想されています。
【引用元】「ながら聴き」で時間を有効活用! 注目が集まる音声コンテンツの魅力を解説
市場規模は子ども向けプログラミング教室と同じくらいです。
またオーディオブックで配信される作品はビジネス書や自己啓発書をはじめ、小説、洋書、語学本など多種多様です。
サービス提供元によっては書籍だけでなく、日々のニュースやオリジナルのポッドキャスト(インターネットラジオ)なども聴くことができます。
オーディオブックは内容が頭に入らない?
オーディオブックは読書と違って、本の内容が頭に入らないのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし東京電機大学の磯野春雄教授の研究によると、電子書籍の読み取りと聴き取りの場合における内容理解度には統計的有意差が見られないとの結果が報告されています。
電子書籍の読取りおよび聴き取りをした場合の脳活性化と内容理解度
要するにオーディオブックを聴くのと、紙の本や電子書籍を読むのとでは理解度は変わらないということです。
そのため忙しい現代人が今すでにある「すきま時間」で知識や情報を得られるサービス、それがオーディオブックです。
【7項目徹底比較】オーディオブックと読書の違い
オーディオブックと読書は、料金や作品数などさまざまな違いが見られます。
ここでは多くの方が気になる7項目を徹底比較しています。
オーディオブック | 紙の本 | 電子書籍 | |
---|---|---|---|
料金 | 各社のプラン次第 | 本次第 | 本次第 |
作品数 | 少ない | 多い | 多い(紙の本よりは少ない) |
相性のいい作品 | 小説や対話が多い作品 | 図やグラフが多い作品 | 図やグラフが多い作品 |
1分間の読書速度 | 約800文字 | 約600文字 | 約600文字 |
メモの取りやすさ | 取りにくい | 取りやすい | 取りやすい |
作品の保管方法 | スマホやパソコン | 本棚などが必要 | スマホやパソコン、電子書籍リーダー |
利便性 | 耳さえ空けば聴ける | 時間・場所・目・手が空く必要 | 時間・場所・目・手が空く必要 |
料金
オーディオブック | 紙の本 | 電子書籍 | |
---|---|---|---|
料金 | 各社のプラン次第 | 本次第 | 本次第 |
オーディオブックの料金は各サービス提供元や利用プランによって異なります。
例えば人気のオーディオブックサービスのプラン内容と月額料金は以下の通りです。
Audible | audiobook.jp | audiobook.jp | |
---|---|---|---|
プラン | 聴き放題 | 聴き放題 | チケットプラン |
月額料金 | 1,500円 | 1,080円 | 1,500円(1冊) 2,980円(2冊) |
対して紙の本や電子書籍は本次第で料金が変わりますが、1冊ごとに料金が発生します。
月に2,3冊購入するなら約3,000~5,000円程度となるため、結構大きな負担に…。
読みたい本が新作なら仕方ないですが、そうでない場合は聴き放題や読み放題の書籍サブスクサービスを利用する方がコストパフォーマンスは高いです。
ただし聴き放題やチケット交換の対象外作品は別途単品購入が必要です。
オーディオブックサービスによっては、単品購入価格は紙の本や電子書籍よりも高めに設定されています。
作品名 | Audible(会員価格) | 紙の本 | 電子書籍 |
---|---|---|---|
嫌われる勇気 | 2,100円 | 1,650円 | 1,188円 |
数値化の鬼 | 1,750円 | 1,650円 | 1,336円 |
エフォートレス思考 | 2,100円 | 1,760円 | 1,584円 |
作品数
オーディオブック | 紙の本 | 電子書籍 | |
作品数 | 少ない | 多い | 多い (紙の本よりは少ない) |
オーディオブックはビジネス書や自己啓発書、小説や語学本など様々な書籍が配信されていますが、配信作品数は紙の本や電子書籍には遠く及びません。
Amazon提供の世界最大級のオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」ですら配信作品数は約40万冊です。
またオーディオブックではマンガや雑誌などは配信されていません。
一方、紙の本や電子書籍では多様な書籍はもちろん、マンガ、雑誌、専門書や技術書など音声化が難しい内容の本でも書籍化されています。
相性のいい作品
オーディオブック | 紙の本 | 電子書籍 | |
---|---|---|---|
相性のいい作品 | 小説や対話が多い作品 | 図やグラフが多い作品 | 図やグラフが多い作品 |
オーディオブックは小説やライトノベルといった物語形式の作品や登場人物の対話が多い作品と相性がいいです。
「声のプロ」である声優・俳優の方々の朗読は耳障りがいいので、頭の中でストーリーや会話をイメージしやすく、話の内容も理解しやすいです。
英語などの語学学習の作品も活きたネイティブな発音を聴けるので、オーディオブックと相性◎。
逆に図やグラフなどで多くの数字がまとめられている作品(経済系、金融系)は、数字を追いかけないといけないため相性が悪いです。
そういった作品は多くの情報を視覚的に確認できる紙の本・電子書籍のほうが相性◎です。
1分間の読書速度
オーディオブック | 紙の本 | 電子書籍 | |
---|---|---|---|
1分間の読書速度 | 800文字 | 600文字 | 600文字 |
1分間の読書速度はオーディオブックのように「聴く」ならば約800文字、紙の本や電子書籍のように「読む」ならば約600文字と言われています。
そのため同じ時間であればオーディオブックのように「聴く」ほうが多くの書籍に触れることができます。
オーディオブックの朗読速度は通常速度だとかなりゆっくりなので、
朗読速度を上げれば、さらに聴ける文字量は増加します。
メモの取りやすさ
オーディオブック | 紙の本 | 電子書籍 | |
---|---|---|---|
メモの取りやすさ | 取りにくい | 取りやすい | 取りやすい |
紙の本の場合は本に直接書き込めたり、付箋を貼ったり、ページを折ったりできるため重要箇所がどこなのかが一目で分かりやすいです。
電子書籍も同様でハイライト機能を使ってメモを残したり、分からない言葉をすぐに辞書で調べられたりできます。
オーディオブックにもブックマークでメモを残せる機能はありますが、聴くタイミングが手が離せない場面が多いため、その場でメモは取りづらいです。
手が離せない場合は、とりあえずブックマークをして後で振り返って聴くしかないです…。
作品の保管方法
オーディオブック | 紙の本 | 電子書籍 | |
---|---|---|---|
作品の保管方法 | ・スマホ ・パソコン | ・本棚 | ・スマホ ・パソコン ・電子書籍リーダー |
オーディオブックはデータ配信のため、スマートフォンやパソコンの端末内で作品を保管できます。
そのため物理的な保管場所は必要ありません。
ただ作品をダウンロードしすぎるとスマホ・パソコンのストレージが無くなっていくので、都度整理・削除する必要があります。
ストレージとは音楽や写真などのデータが保存される場所(端末容量)のことです。
空き容量が全体の10%未満になると、動作が遅くなるなどの問題が発生することがあるとされています。
空き容量を増やす、動作が遅いAndroidデバイスを速くする
(Google-Androidヘルプ)
紙の本の場合は本棚など物理的な保管場所が必要になります。
また経時的に表紙が劣化したり、ページが黄ばんだりと劣化が生じてしまいます。
電子書籍はオーディオブックと同じくデータ配信のためスマホや電子書籍リーダーのストレージ管理で済み、物理的な保管スペースは必要ありません。
利便性
オーディオブック | 紙の本 | 電子書籍 | |
---|---|---|---|
利便性 | 耳さえ空けば聴ける | 時間・場所・目・手が空く必要 | 時間・場所・目・手が空く必要 |
オーディオブックは移動中や単純作業中、また目が疲れているときや睡眠前など耳が空いている状況であれば、いつでもどこでも聴けるため利便性に優れます。
紙の本や電子書籍の場合は、本の読むための「時間」「場所」「目」「手」を確保する必要があるので、読書に取り組むハードルは高いです。
また紙の本は持ち運びの際にかさばってしまうので、どうしても利便性に劣ります。
オーディオブックのメリット・デメリットとは?
メリット
デメリット
オーディオブックのメリット
傾聴力が身につく
オーディオブックは作者が本質的に伝えたいメッセージは何か、を考えながら聴く必要があります。
そのため自然と傾聴力(相手の話に耳を傾け、熱心にきくスキル)を養えます。
オーディオブックを聴いていると普段の会話でも相手の話を注意深く聴け、理解・共感できるようになるので相手とのコミュニケーションスキルが上がります。
時間を有効活用できる
オーディオブックは通勤・通学中や作業中といった読書ができないような時間でも読書ができます。
日常の「耳のすきま時間(耳が空いていて何かを聴ける時間)」は約3.7時間もあるといわれています。
<3月3日は「耳の日」>耳のスキマ時間は、1日平均3.7時間!コロナ禍で聴いた音声コンテンツは、ラジオ・ポッドキャスト・オーディオブックが上位に。【「耳のスキマ時間に関する調査」】
今の生活を送りながら新たに読書時間を作り出すのは、難しいかもしれません。
しかし既に存在している、すきま時間の使い方を見直すことは誰しもできます。
その時間の見直し手段の1つとしてオーディオブックはとても有効です。
耳のすきま時間でオーディオブックを聴けば、もしかしたら人生を変えられるような本に出会えるかもしれませんよ。
目の疲れが軽減できる
スマホやパソコンを長時間見たうえに、読書となると誰しも目が疲れてしまいますよね。
そのようなときでもオーディオブックなら耳で聴けるため、目が疲れず長時間の読書に取り組めます。
また読書の際に文字がぼやける、目がかすむといった症状が出ている方でも、オーディオブックなら目に負担がかかりません。
実際、情報をインプットする際の最多のお悩みは「目疲れ」で、約8割の方が実感しているとの調査結果があります。
眼科医の井上賢治先生は「ときには耳から楽しめるオーディオブックを聴いて、目への負担をかける時間を減らすのも良いかもしれません。」とコメントされています。
コロナ禍で3割が「オーディオブックの利用増えた」と回答 。自粛疲れで“目疲れ”人が増加し、「耳時間」に注目集まる<オーディオブック白書2021>
コスパがいい
オーディオブックは聴き放題や月額チケット制などを利用すれば、書籍を買うよりも断然安いです。
特に聴き放題プランはビジネス書1冊程度の料金(~1,500円)で対象書籍が無制限で聴けるので、かなりお得です。
仮に月に3冊読む(聴く)場合ではオーディオブックと紙の本・電子書籍とでは、約3,000円の料金差が発生します。
オーディオブック | 紙の本・電子書籍 | |
月額料金 | 1,500円 | 4,500円 |
※オーディオブックの価格はAudible(オーディブル)の会員価格(月1,500円)で試算
※紙の本、電子書籍の価格は1冊1,500円と設定
コスパ良く読書を楽しみたい方にとって、オーディオブックは非常にメリットが大きいです。
オーディオブックのデメリット
視覚的にイメージしにくい
オーディオブックは耳からのインプットになるため、登場人物の外見や環境どの情報が読み取れず、視覚的にイメージしにくいです。
また数字が多い経済系の書籍では朗読された数字が何を指しているのか、わからなくなってしまうことも…。
ただそのような情報量が多い書籍には、図やグラフなどが付属資料として添付されていることが多いです。
オーディオブックの専用アプリからダウンロードし閲覧できるので、全く視覚的にイメージできない…といったことは少ないです。
飛ばし読みしづらい
紙の本や電子書籍の場合は表紙や帯、目次などを参考にパラパラとページをめくり、気になった箇所から読み始める”飛ばし読み”ができます。
しかしオーディオブックでは飛ばし読みがしづらいです。
なぜならオーディオブックは書籍全体を俯瞰して見られないので、どのあたりがページ数が多いのか、太文字やハイライトなどの強調が多いのか、などがわからないからです。
そのためオーディオブックを聴く際は、基本的に最初から順番に聴き進めていく必要があります。
その反面、作品の流れや背景が順番に掴めるため、内容を理解しやすいといったメリットもあります。
聴きたい作品が音声化されているとは限らない
オーディオブックはビジネス書や小説など、さまざまなジャンルの作品が配信されていますが、聴きたい作品が必ずオーディオブック化されているというわけではありません。
例えば以下のような作品は音声化されていないことが多いです。
・そもそも音声化が難しい作品(古典や技術書など)
・知る人ぞ知るマイナーな作品
また音声化されていても、サービス提供元によっては未配信ということもあるので配信状況のチェックが必要といった点も手間が掛かります。
ただ本屋大賞受賞作やハリーポッターなどの最新作や人気作の音声化は早いです。
ナレーターが合わない可能性がある
オーディオブックは「声のプロ」である声優や俳優、ナレーターが朗読してくれます。
ただナレーターの声質が好みでなかったり、朗読のテンポやトーンが合わなかったりすると、作品が楽しめないこともしばしば…。
人間なので、声質が生理的に合わないといったことは正直あります。
その場合は利用サービスを変えるか、もしくはオーディオブックは諦めて紙の本や電子書籍で読み進めるしかありません。
効果的なオーディオブックの使い方3選
オーディオブックを使えば効率的に読書ができます。
しかし単に聴き流すだけではカフェで流れるBGMと同じように全く頭に残りません。
オーディオブックを効果的に使うには、以下の3つのポイントを意識する必要があります。
逆に言えば、これら3つを意識するだけでオーディオブックをとても効果的に使えますよ。
対話形式の本を聴く
学生時代に聴いた校長先生の話は全然覚えてないけど、M-1で見た漫才のネタは翌日友人に話せるほど内容を覚えている、といった経験はないですか?
話を聴いた年齢や興味がある・ないといった違いはありますが、漫才の場合はボケとツッコミの会話の掛け合いでストーリーが進むため、設定された場面がイメージしやすいといった特徴があります。
オーディオブックも同じで著者の想いや主張が終始展開される本を聴くよりも、対話・会話が多い作品を聴くほうが、ストーリーの背景や場面をイメージしやすいので内容が頭に入りやすいです。
・専門家と相談者の対話形式で話が展開されるビジネス書
・登場人物の会話が多い小説やミステリー など
教える人と教えられる人の構図になっていると、教えがまるで自分へのアドバイスに聴こえるので、心に響きやすいです。
繰り返し聴く
紙書籍や電子書籍の読書でも言えますが、オーディオブックも1回聴いただけでは内容のすべてを理解することは難しいです。
ですが繰り返して聴くことで、その情報を長期的に記憶しやすくなります。
東北大学の瀧教授は以下のように述べています。
学ぶことで脳につくられる情報伝達の回路は、いわば道路。「よく使うものは効率良く思い出せる『高速道』となり、使わないものは壊される」。物事を記憶するには、同じ情報を繰り返し学ぶほかない。
脳のパフォーマンス最大に 脳医学者お薦めの勉強法
1回聴いて終わりにせず、繰り返し聴いて頭に内容を定着させましょう!
聴いた内容をアウトプットする
オーディオブックで聴いた内容をアウトプットすることも非常に効果的です。
なぜならアウトプットするには前提にしっかりした内容の理解(インプット)が必要だからです。
脳科学者の樺沢紫苑先生もこのように語っておられます。
「誰かに教えよう」とか「目新しいこと見つけよう」って考えながら、アウトプット前提で目的を持って読む。
そうすると脳が緊張状態になって「ノルアドレナリン」という脳内物質がでるので、集中力が増して記憶力も高まります。
ただなんとなく本を読むのとは、理解度と習熟度が全然違ってくるんですよね。
“聴く読書”って意味あるの?と樺沢紫苑さんにツッコんだら、いますぐ試したくなるメリットを連発された
また聴いた内容を自分の言葉でアウトプットすることで、整理する力や言語化する力、考えをまとめる思考力も鍛えられます。
・聴いた内容を家族や友人などに話す
・気付きをまとめる
・Twitterへ投稿する
など自分のできる範囲で構わないので、とにかくアウトプットを行なうことが大事です。
私の場合はLINEで1人のトークルームを作り、そこに気付きのメモを残したり、パートナーに話したりしてアウトプットしています。
オーディオブックと読書の使い分け
オーディオブックと紙の本・電子書籍による読書の両者を使い分けると、情報収集の幅が広がるので、より効果的なインプットが行なえます。
ここでは私の独断と偏見で考える、両者が適する分野の作品を紹介します。
紙の本や電子書籍が効果的|図やグラフ、イラストの多い本
・データを示す図やグラフが多いビジネス書など
・理解を促す補助図が多い専門書や教科書など
・イラストや写真が掲載されている絵本・児童書
上記のように多くの情報を分かりやすく、見やすくまとめた本は視覚的に確認したほうが理解が早いですし誤解も生まれません。
両者の併用が効果的|英語などの語学学習本
・紙の本や電子書籍による読書:スペルや文法、単語力、長文読解力を習得
・オーディオブック:発音やイントネーション、言葉のリズムを習得
英語など語学を学ぶ場合は、読書とオーディオブックの両方からインプットするのがおすすめです。
読書によって単語や長文の読解力を、オーディオブックによって発音や言葉のリズムを、といったように互いの長所を組み合わせられるので、読む能力と聴く能力の両方をバランスよく鍛えられます。
オーディオブックが効果的|内容が難しい本や小説、対話形式の本
・内容が難しい本
・ストーリー性のある小説
・対話形式の作品
これらの作品はナレーターによる朗読や登場人物の演じ分けにより、本の内容が頭に入りやすくなる点や、最初から順に聴くことでストーリーの背景が理解しやすくなる点からオーディオブックの方が向いています。
おすすめオーディオブック2選
オーディオブックサービスは複数ありますが、利用を検討するなら聴き放題サービスが充実している「Audible(オーディブル)」もしくは「audiobook.jp」のどちらかを選べば正直問題ないです。
Audible(オーディブル)|聴き放題コンテンツの充実度と「声のプロ」による聴きやすい朗読が特徴
Audible(オーディブル)はAmazonが提供する世界最大級のオーディオブックサービスです。
Audible(オーディブル)最大の特徴は聴き放題コンテンツとナレーターの充実度です。
現在Audible(オーディブル)では約40万冊以上のオーディオブックを配信しています。
配信ジャンルはビジネス書や自己啓発書、小説、洋書など27ジャンルもあります。
2022年1月からはそれまでのコイン制から聴き放題サービスに移行。
約20万冊のオーディオブックに加え「佐藤と若林の3600」、「Matthew’s Matthew」といったAudible(オーディブル)オリジナルのポッドキャストも聴き放題化されました。
また「声のプロ」である有名声優や著名人による朗読にも力を入れています。
最近では独占配信している村上春樹さんの作品に中井貴一さんや小池栄子さんといった著名人を朗読に起用。
作品の世界観をよりリアルに感じられる音声コンテンツを提供しています。
オーディオブック「Audible」、コンテンツ投資を拡大へ–村上春樹作品新作や聴くアニメも展開
audiobook.jp|リーズナブルな料金設定とビジネス系コンテンツの充実度が特徴
audiobook.jpは株式会社オトバンクが提供する会員数250万人超を誇る、老舗オーディオブックサービスです。
audiobook.jpの最大の特徴はリーズナブルな料金設定とビジネス系コンテンツの充実度です。
audiobook.jpは月1,080円で聴き放題プランが利用できます。
これは月1,500円のAudible(オーディブル)よりもリーズナブルな料金設定になっています。
それ以外にも支払方法を月払いと年払いを選択出来たり、決済手段も豊富だったりと利用者の状況に応じた柔軟な選択ができるのはaudiobook.jpだけです。
また毎日更新される「聴く日経」をはじめ、「東洋経済」や「プレジデント」などビジネス・経済情報のコンテンツが充実しています。
そのため忙しくて新聞やテレビを見る暇がない方でもaudiobook.jpを聴けば日々のニュースもインプットできます。
【まとめ】オーディオブックと紙の本・電子書籍を使い分けて読書習慣をつけよう!
特徴、強み・弱み
特徴、強み・弱み
オーディオブックは移動中や単純作業中など「耳のすきま時間」にも読書を行なえる手軽さや、「声のプロ」による朗読の聴きやすさが魅力のサービスです。
読書のハードルを下げられるので、聴きやすく習慣化しやすいです。
一方、紙の本や電子書籍による読書は体系化された情報を視覚的に捉えられるので、一度に多くの情報をインプットできます。
そういった両者の特徴や相性のいい作品を目的に応じて使い分けることで、読書の幅も広がりますし得られる知識量も増やせます。
もしオーディオブックに少しでも興味を持ってもらえたなら、1度試されるのがおすすめです。
本記事で紹介したおすすめのオーディオブックサービスAudible(オーディブル)やaudiobook.jpは今ならお得な無料体験キャンペーンを行なっているので、良ければ利用してみてはいかがでしょうか。
無料で経験を積めるので、損はないですよ。
★Audible(オーディブル)とaudiobook.jpの比較記事はこちら
⇒【オーディオブック比較】Audibleとaudiobook.jpはどっちがおすすめ?
これからも読書を積み重ねて、どんどん知識を深めていきましょう!
オーディオブックに関するよくあるQ&A
Q: オーディオブックは無料で聴けますか?
A:無料では聴けません。
オーディオブック作品を単品購入するか聴き放題サービスに申し込む必要があります。
ただしAudible(オーディブル)やaudiobook.jpでは一定期間サービスを無料体験できます。
無料体験期間中は費用負担なしで無制限に聴き放題を楽しめます。
Q: オーディオブックはどうしたら聴けますか?
A:オーディオブックはスマートフォンやタブレット、パソコンなどのデバイスに専用のアプリをダウンロードし、再生すれば聴けます。
サービス提供元によってはAlexaやGoogle Homeなどでも聴けます。
Q: オーディオブック利用時の注意点はありますか?
A:聴きたい作品が配信されていないかもしれない点や、契約が自動更新であるといった点です。
そのため利用サービスの作品ラインナップや契約に関するページはしっかりと確認しておく必要があります。